昨日正午で築地場内市場が閉場。
長靴姿で泣きながら歩くお帳場のお姉さん、
大きな花束と発泡スチロールを抱えて場内をあとにする仲卸さん。
波除神社の横では移転に反対する人たちの最後の演説。
「最後に一言だけ言わせてください。今まで築地で働いてくれた人、築地を守ってくれた人に心から感謝します。ありがとうございました」。
築地に憧れ、市場の近くで暮らしたくて、17年前、埼玉から引っ越してきました。
食のワンダーランド築地は、やはり特別なところでした。
市場だけでなく、街自体が面白かった。
今は切ない気持ちでいっぱいですが、(豊洲に移って正解だった)と思える日が来るといいなと願っています。
それに、場外市場があります! 観光客も増えていますが、良いものを扱うお店、たくさんあります。
築地が食文化の街として生き続けますように。
そして、豊洲が新しい時代の市場となりますように。
いつになく蒼い隅田川を眺めながら、ぼんやりとそんなことを思いました。